2階リビングの夏は暑い? 6年暮らした実録

「2階リビングって、夏、暑くないですか?」

家見学に来てくださる方々から、ときどき聞かれる質問です。
私たちがこの家に暮らし始めて6年。これまでは「意外と暑くない」が率直な感想でした。

6年目の今年は正直、少し暑く感じることもありました。
また、同じ2階でもリビングとパントリーでは体感温度が全く違います。

この記事では、2階リビングを選んだ理由と、夏場の2階リビング、実際どうなの?ということについて、今のわが家の感想を残しておこうと思います。

目次

2階リビングを選んだ理由

カーテンのない生活がしたい。

わが家が2階リビングを選んだ理由のひとつはこれでした。

毎日開け閉めするカーテン。清々しい朝の光に照らされてチラチラと舞う埃を見ながら、
「あ、掃除せな…」
と頭の片隅によぎり、鼻がむずむずし始める。

いくら掃除機をかけても量産される微細な埃たち。
「そういえばもう、1年くらいカーテン洗濯してないな…」

こうした一抹の罪悪感と埃っぽさの無限ループから脱却したいという、
言ってしまえばズボラ心の賜物です。

そして、カーテンがなくても外からの視線は遮りたい。
道を歩く人や車の気配から、少し距離を取って過ごしたい。
そのうえで、窓からの景色を眺めたり、日差しを感じながら、明るいリビングで暮らしたい。

これらを叶えてくれる方法が、2階リビングにすることでした。

6年暮らした今も、家の前や裏をゆく人たちは気にならず、窓から見る景色も気に入っています。
カーテンがなくても日々埃は量産されますが(!)、
以前よりはずいぶん気持ちが楽です。

毎朝、屋外の電動シャッターを上げて、まっすぐ差し込んでくる光を眺める時間が、とても好きです。

窓から差し込む光が床を照らす、わが家の2階リビング
夏は朝。じわじわ明るくなるリビング。(清小納言先輩へ捧ぐ一枚)

リビング、こんな感じ。(広さ・天井高・エアコン)

わが家のLDKは約16畳。そこに約6畳のワークスペースがつながっています。階段部分には約2畳の吹き抜けがあり、勾配天井の一番高いところは約4.5mあります。

この空間で使っているのは、ダイキンのルームエアコン1台。真夏の暑い日は、27℃に設定しています。

カップボード上部のルーバー越しに見えるダイキンのエアコン
カップボード上部のルーバーと、その奥にあるエアコン。

真夏の朝、起きて2階へ上がると、むわっと暑い空気。
換気のために一旦窓を開けつつ、同時にエアコンをつけて、まずは部屋の温度を下げる。
つけてしばらくすると涼しさを感じ始めるので、窓を閉めて朝ごはんの支度を始めます。
それ以降は外出するまでつけっぱなし。
2時間以上家を空けるときはエアコンを消す。普段はそんな使い方です。

わが家のリビングは天井も高く、ワークスペースや洗面所などリビング以外につながる場所もありますが、これまではエアコン1台で大きく困ることはありませんでした。

わが家で使っているエアコン

項目内容
メーカーダイキン
室内機型番F80XTAXP-W
製造年2020年製
畳数の目安おもに26畳程度(メーカー表示)
冷房能力8.0kW(銘板記載)
設置台数1台
真夏の設定温度27℃

階段へ冷気を逃がしにくくする扉

もうひとつ、いい働きをしてくれているのが、階段へ続く吹き抜け部分につけた、高さ約150cmの腰壁と一体化している扉です。

天井まで閉じる扉ではありませんが、リビングの冷気が階段を伝って下へ逃げるのを抑えてくれていると感じます。エアコン1台で過ごせているのは、この扉も一役買っているのかもしれません。

夏の実際の暑さ

これまでの夏は、エアコンを使っていれば、リビングで暑さに大きく困ることはありませんでした。

ただ、今年の夏は例年より暑く感じました。部屋が冷えるまでの時間も、以前より長くなったような気がしています。

じつは今年は8月の末にエアコンの故障がありました。
修理後は冷たい風が出るようになったものの、冷える速度については、まだ少し気になっています。
故障から修理までの経緯は別の記事にまとめる予定です。

エアコン内部の掃除も3、4年ほどできていないので、冷えるのが遅いのはそのせいかもしれません。

もしくは今年の夏が暑すぎたのか…?

などと思いながら、シーズンオフのエアコン内部掃除を検討しているところです。

住んでから気づいた、軒の良さ

リビングの大きな窓は南東向き。
窓の外にバルコニーがあるので、その上の屋根と軒の部分が広くなっています。

夏は、早朝の短い時間を除けば、リビングに直射日光がほとんど入りません。
屋根が日差しを遮ってくれるので直射日光の暑さを感じにくく、カーテンなしでも過ごせています。
(先章「2階リビングを選んだ理由」の写真がそのイメージです)

一方で、冬は部屋の奥まで日差しが届いて暖かい。

夏と冬でこんなに光の入り方が変わるのかと、暮らし始めてから気づきました。

よく心配されるのが軒が深いと部屋が暗くならないか?というところですが、
実際室内にいると、昼間は電気をつけなくても十分明るいです。
とはいえ夕方の時間帯と雨の日は、当然暗く感じるので、
いっそ夕方の薄暗さを楽しんだり、室内の電気を明るくしたりして調整しています。

暮らして初めてしみじみと感じる、この深い軒のよさ。
昔の日本家屋の軒や縁側にも通じるのかもしれません、
夏の日差しを遮りながら、外の明るさを感じられる心地よさがあります。

リビングの壁に映る植物の影
冬の様子。リビングの壁に映る植物の影がよき。

パントリーは暑い

リビングは涼しくても、パントリーは暑い。
はい、同じ2階でも暑さが気になる場所はあります。

わが家のパントリーはやや囲われた形になっていて、冷蔵庫や電子レンジなどの生活家電を置いており、うまく隠せてお気に入りの空間なのですが、
リビングの冷気はあまり届かず、家電から発散される熱もあり、体感温度が高いです。

キッチン側から見たパントリー
キッチン側から見たパントリー。壁に囲まれ、こもったような空間です。

私の作業スペースにもなっているのですが、何しろ真夏は本当に暑い!
パソコン業務をするときにはダイニングテーブルへ移動して作業をしています。
ここだけは、ポータブルの小さなエアコンを置こうかと考えるほどの暑さですが、普段パントリーはほとんど私しか使いませんし、検討しよう…と言っている間に夏が終わっています。

逆に考えると、冷蔵庫や電子レンジの放射熱をパントリーの空間に納めておけるというのは、リビングが涼しくなりやすいことに一役買っているのかも?などと鬼のポジティブ思考でいます。

まとめ|わが家の2階リビング、夏の暑さはどう?

夏は、朝起きてすぐも、外出先から帰ってきたときも、2階へ上がると、むわっと暑い空気を感じます。わが家も物理の法則には逆らえません。
ただ、エアコンをつけて過ごしていれば、これまでは暑さに大きく困ることはありませんでした。

暮らしてからよさに気づいたのが、バルコニーの上にある深い屋根。夏の日差しを遮りながら、カーテンなしでもプライバシーを守りつつ、明るく開放的に過ごせるところが気に入っています。

とはいえ、6年目の今年は、以前より暑く感じることもありました。
エアコンの故障もあったので、暑さの理由をひとつに決めることはできません。パントリーの暑さも、まだ考え中です。

「2階リビングだから暑い」と一括りにはできないし、同じ家の2階でも、場所によって感じ方は違う。これから家を建てる方には、リビングだけでなく、つながる空間への冷気の届き方や、窓から入る日差しを遮るために工夫する、というところにも目を向けてもらえたらと思います。

暑さが気になる夏でもあるけれど、朝、シャッターを上げて光が入ってくる瞬間は、今もとても好きです。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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この記事を書いた人

|4人家族の家づくりと日々の暮らし|

2020年4月
Less is more. なこの時代に
いろいろ考えた結果、家を建てました。
わが家の選択があなたの役に立つといいなと思いながら、家づくりと家での過ごし方を記します。

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